Apola Trajectory/世界観
Project: Apola Trajectory (P:AT) 世界観は、アポラ星系を舞台とした宇宙開発史を描く世界観です。現在の地球から見て近未来の技術水準を持つ社会を舞台に、人類(ラペア人)やキヤナ亜人などの複数知的生命体による文明の発展と交流を描いています。
世界観の特徴
P:AT世界観の特徴として「オービタル・サーガ」のコンセプトを満たすため、以下の項目が挙げられます:
- 魔法や超常的な技術は存在しない
- 光速を超える技術は正史(Origin)の範囲には存在しない
- 軌道力学などの物理法則には大まかに従う
- 現実的な宇宙開発、科学技術の延長線上にある未来を描く
舞台:アポラ星系
アポラ星系は2つの恒星とそれに付随する13の惑星と準惑星、衛星、そして小天体からなる星系です。文明を育むのに適した天体が2つ存在する「奇跡の星系」として知られています。特に重要なのは第二惑星のラペア(地球)と第三惑星のキヤナです。それぞれ人類とキヤナ亜人の故郷であり、知的生命体を抱える天体です。それ以外にも特異な天体として第四惑星のヴェキオズがアンモニア・ワールドであったりと、様々な天体が存在します。詳細はアポラ星系から参照してください。
時代区分
P:AT世界観は戴天世~星天世までの9つの時代区分があります。このうち、後の時代の二つである「宵天世」と「星天世」については2024年現在では外伝(Parallax)扱いとなっています。特に宵天世については世界観に対する重大なネタバレ構想などが含まれるため、特に閲覧は注意してください。
- 戴天世:人類が星を戴くことしかできなかった時代。古い方から遺跡時代、要塞時代、冒険時代、産業時代とさらに区分されて説明されます。地球人類で例えると19世紀中盤以前に相当し、それぞれの区分は概ね古代、中世、近世、近代と相関があります。
- 暁天世:宇宙開発の夜明けの時代。おおよそロケットなどの基礎の確立から最初の人工衛星が周回軌道に投入されるまでです。
- 旭天世:月面到達への宇宙開発競争の時代。旧協約と合州国の競争、テルメネス計画により月面に人類が降り立った時代です。
- 蒼天世:国際協調と民間宇宙開発の黎明の時代。国際軌道ステーションなどが建造された時代です。
- 白天世:灰と雪に覆われた時代。天災と人災が同時に起き、大災厄という未曽有の状態がラペア(地球)を襲った時代です。この時代から軌道艦(OCV)が確立されました。キヤナへの侵攻・開発であるキヤナ戦争と呼ばれる一連の戦争、月を巡る二年戦争が起きた時代でもあります。
- 紫天世:宇宙に国境が引かれる、第二の冒険時代。内惑星を中心に開発が行われ、国境は宇宙に存在しないという概念が過去のものとなっていった時代です。最終的に多くの社会問題が山積した状態のまま国際情勢は複雑化していき、最終的には未曽有の規模の戦争たる内惑星戦争が勃発します。
- 碧天世:個人宇宙開発の時代。戦争の反省で星系規模の国際機関のアポラ星系国際連盟が発足し、平和な星系文明が確立される時代です。個人の宇宙開発の黄金時代の幕開けであり、宇宙市民という存在が普遍化していく時代でもあります。最後には念願の伴星系に到達し、恒星間文明の萌芽となります。
- 宵天世:伴星系の調査・開拓と「奇跡の星系の真実」の解明の時代。伴星系の惑星の調査で発覚した████についての解明や████で起こった真実、そしてこのアポラ星系の核心に迫る歴史の真実の解明が行われます。
- 星天世:星間文明の時代。光世紀の時代にするのか、それともワープの時代なのか?もはや原作者ですら知らない、知りえることのできない、遠い遠い未来の時代です。
文明と種族
P:AT世界観では大きく分けて5種の知的生命体が登場します。またラペア(地球)とキヤナの生命は細胞レベルの基礎的な構造がほぼ一致しており、数度の惑星間の基礎的生物構造の交換が行われたのちに多細胞生物となったと推定されています。
- 人類:第二惑星のラペア(地球)を母星とする人型の種族です。我々がもっとも馴染みある姿をしており、若干ファンタジー作品の要素を取り込んだ人種などもいますが、概ね基底現実の地球人類とほぼ相違ない見た目をしています。
- 獣人:第三惑星のキヤナを母星とする人型の種族です。イヌやネコのどちらとも言い難い獣の要素をもち、体毛が全身を覆っています。身体能力は人類よりも優れ、丈夫です。ただし人類の食べる一部の食品が猛毒になるなど、生物学的特性で差異があります。
- 竜人:第三惑星のキヤナを母星とする人型の種族です。爬虫類から派生したような要素を持ち、全身が鱗で覆われています。
- アンドロイド:紫天世に登場し、碧天世になる頃には人との区別が困難なレベルまで発展した人工知的生命体です。碧天世では人間社会に溶け込んでいることも多く、描写や見た目だけではわからないこともあります。
- ライカ:どちらの天体にもなぜか存在するP:AT世界観のマスコットキャラクター、謎の生命体です。どうやら細胞レベルで他の種族や両天体の生命体と異なるようですが……?
主要勢力
P:AT世界観にはいくつかの主要な勢力がいます。この他の中小規模の勢力については勢力の一覧も参照してください。
- 合州国:ラペア(地球)の南半球に領土を持つ、高度な州自治権と奔放な国家風土を持つ連邦制国家です。大災厄前の世界情勢である、合州国が主導する世界秩序の再建を目指しています。
- 水晶協約:イーレ大州にあるグランヴェント帝国率いる数か国からなる国家連合であり、進歩的民主主義による世界秩序の再建を目指しています。
- インターナショナル:サレア大州・ハメア大州を中心とする国際組織であり、全世界、ひいては全星系の被権力階級の解放を目指しています。
- 栄進連盟:バゼア大州にある評議会連邦とヴィラロナ栄進共和国を中核とした国家連合。「栄進主義」という独自のイデオロギーをもとに世界秩序の再構築を目指しています。
- 大衆連邦:ハルヴァデア大州南部に存在する連邦制国家であり、権威主義的な風土を持ち、外交においては蝙蝠外交を繰り広げながら生存主義的な方針を取り続けている大国です。
- カルテス・グループ:月面を拠点に星系中で活動している巨大民間宇宙企業。もともとは合州国の民間宇宙企業の急先鋒でしたが二年戦争で事実上独立して以降は、他の要素を度外視してでも経済活動を最優先に行動し続けています。
科学技術
P:AT世界観では時代ごとに様々なテクノロジーが登場します。もちろん現代の地球で確立されているものもありますが、世界観のコンセプトが近未来にあるという説明の通り、まだ現実世界では実験室から出てきてないテクノロジーや、青写真状態で未開発のテクノロジーもP:AT世界観では登場するのです。例えば以下のようなテクノロジーが登場します:
- 核熱ロケット:基底現実世界の地球でいうNERVAエンジンのような解放サイクルの核熱ロケットのみではなく、閉鎖サイクルの核電球方式のロケットエンジンなども確立されています。
- 発展電気推進:アルゴンイオンエンジン、VASIMR推進など、基底現実世界の地球ではまだ実験・研究段階でしかない技術も確立しています。
- 常温超伝導:基底現実世界の地球ではまだ実現していませんが、これにより送電技術や交通網は大きく発展しました。
- 核融合炉:基底現実世界の地球ではまだ実現していませんが、白天世以後大きく世界の電力事情は改善しました。碧天世に入ると商用核融合炉も次第に小型化が進みました。
- 量子コンピュータ:基底現実世界の地球ではまだ数ビットレベルの量子コンピュータしかありませんが、それよりもはるかに膨大な情報量を扱う量子コンピュータも完成しています。
- 発展的新素材:材料工学が発展し、カーボンナノチューブなどが生産可能になりこれらは国際軌道エレベータに使用されています。この他、メタマテリアルなど無重力を応用した特殊な材料の生産も可能になりました。
- バイオテクノロジー:もともとは培養肉や臓器の3Dプリンティング生物、そして人間の遺伝子改良が可能になりました。デザイナーズベイビーだけでなく
- コールドスリープ:大災厄後の白天世ごろに完全凍結する方式ではなく、低温に晒すことで仮死状態にする形のコールドスリープが確立しました。また碧天世が終わるころになって完全凍結方式が確立しつつあります。
関連項目
- Apola Trajectory:本創作世界観のコンセプトやプロジェクトのメタ的な歴史について
- Apola Trajectory/ガイドライン:創作活動のルール、ライセンスと著作権、作品の区分や、wiki運営方針など、創作の指針について