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2024年7月16日 (火) 23:36時点における版
惑星ラペア(ロトン語: Lapea)はアポラ星系第二惑星。Apola Trajectory 世界観の中心となる天体です。地球に似て非なるこの惑星は、生命が生息するのにふさわしい土壌、海洋、大気があり、知的生命体である人類の故郷です。
Apola Trajectory 世界観の現地に住んでいる人たちはこの天体を「地球」と呼んでいますが、このwiki記事の中では太陽系第三惑星の地球と混同しないようにするため、現地語であるロトン語名をカタカナで表記した「ラペア」と呼ぶことにします。
概要
アポラ星系の第二惑星であるラペアは一言で言うと「全体的にミニマムな地球」と言えます。
ラペアは言語により様々な名前が付いていますが、事実上の世界共通語であるロトン語の名前である Lapea の由来は、イーレ大州文化圏の大地・豊穣・農耕・秋の神の名からとられています。太陽よりも小さい主星アポラの周りを、地球よりも近い1億200万kmの距離でおよそ228日かけて公転しています。ラペアの軌道は太陽系の地球よりも、どちらかと言えばひとつ内側の金星の軌道にかなり近いです。ラペアの半径は5479kmで地球の6371kmよりもやや小さく、密度は5540kg/m³のため地球の5510kg/m³よりわずかに大きいです。重力加速度は地球がおよそ9.8m/s²なのに対してラペアは8.49m/s²と小さいため、ロケットの打ち上げやSSTOなどに掛かる制約が若干だけ緩くなっています。ラペア全球の平均気温は現在は14℃です。元々は産業化などの影響もあり、地球よりも温暖な17℃程度でした。しかし、大災厄によって平均気温が急激に低下してしまい、大規模な気候修復が行われた今でも元の水準には戻っていません。星齢は放射性元素に基づく年代測定などから約43億年程度が経過しているとされています。これは太陽系と同等かやや若いくらいの水準です。しかし将来まで考えて太陽系と比較すると、主星アポラは太陽よりも小さいため、ラペアの星としての寿命は地球よりも長いと考えられています。大気は大気圧965hPaで地球よりも若干低いですが、地球と変わらず8割の窒素と2割の酸素、そしてわずかなアルゴンで主に構成されており、これらはラペアに生きる生命に不可欠なものとなっています。
地質・地理

ラペアは地球と同じように地震・火山噴火などの地質活動がある天体であり、プレートテクトニクスによる大陸移動が起こっています。大陸は地球のようにまばらに散らばっておらず、北極を跨いで線上につながっているアートラプ超大陸と、そこから島嶼部により隔てられた南半球唯一の大陸であるエオラム大陸で構成されます。アートラプ超大陸は3億年前に分裂した以前の超大陸が過渡期を経て再集合している最中であり、特に直近数億年で生じた山脈は高いもので9000m近くにも及びます。海洋は星影洋(せいえいよう)、蒼穹洋(そうきゅうよう)、廻銀洋(かいぎんよう)の三大洋が分布しており、地球と同じように陸地よりも海洋の面積が大きいのが特徴です。
他の地理的な区分としては大州があり、イーレ大州、バゼア大州、ハメア大州、サレア大州、エウステレア大州、ハルヴァデア大州、エオラム大州、アークレア大州、の計八つの大州があります。これらの大州はおおよそ河川か山脈で区切られており、国家・文化の区分として使われます。
| 比較する情報 | 地球 | ラペア | |
|---|---|---|---|
| 主星からの距離 | 約1億5000万 km | > | 約1億200万 km |
| 公転周期 | 365.24219 日 | > | 227.867 日 |
| 自転周期 | 約 23 時間 56 分 4 秒 | > | 約 20 時間 24 分 19 秒 |
| 半径 | 6371 km | > | 5479 km |
| 重力 | 9.8 m/s² | > | 8.5 m/s² |
| 大気圧 | 1013 hPa | > | 965 hPa |
| 大気成分 | ほぼ同じ | ||
| 地質活動 | 双方あり | ||
| 星齢 | 46 億年 | > | 43億年 |
暦
ラペアは公転周期が227.86地球日、自転周期が0.85地球日(20時間24分18.81秒)で、ラペアの人類における「1秒(ロトン語: syken)」は地球の人類における約0.85秒になります。この地球より短い1秒が、地球と同様に60秒で1分、60分で1時間、24時間で1日のように積み重なっていきます。そして、19日(7月・14月は20日)で1月、さらに14月で1年になります。平年は268日で毎年0.01日分のズレが生じるので、100年に一度、閏年として14月20日と1月1日の間に「0月0日」を挟みます。これら全部を合わせたこの暦をラペアの住人たちは星暦、またはラペアス・シェラディア(ロトン語: Lapeas celadila)と呼んでいます。また後者の名の頭文字を取って L.C. と略されることもあります。
| ロトン語名 | カタカナ読み | 長さ | 対応する地球での単位 |
|---|---|---|---|
| syken | シーケン | ≒ 0.85 地球秒 | 秒 |
| mtycast | ムティーシャスト | 60 syken | 分 |
| castaa | シャスター | 60 mtycast | 時 |
| dial | ディアル | 24 castaa | 日 |
| meloen | メロエン | 19 dial または 20 dial | 月 |
| iaal | イアール | 14 meloen または 268.01 dial | 年 |
| sintuloen | シントゥロエン | 100 iaal | 世紀 |
衛星
惑星ラペアは唯一の自然衛星を持ち、これは単に「月」または衛星メラ(ロトン語: Mela)と呼ばれています。ここではラペアの時と同様に現地の呼称である月ではなく「メラ」と呼ぶことにします。
衛星メラは、地球-月間の38万kmに比べると近い位置にあり、ラペアから距離約24万kmの位置を17日程度をかけて一周します。自転と公転が月と同様に潮汐ロックにより同期しているため、ラペアからは同じ面しか見ることができません。星系ができて1億年も経過していない頃、原始惑星だった当時のラペア、マルド・ラペア(ロトン語: Mald Lapea)に対して、原始惑星ミティリア(ロトン語: Mitilia)が衝突したことによって現在の衛星であるメラが誕生したとされています。ラペアに対して半径が四分の一近くあるメラの存在は、ラペアの地軸のブレである摂動を抑制し、気候の安定につながっています。
旭天世に行われたテルメネス計画、テルメネス9号のヴェリテ・スーチェらによる人類初の衛星メラへの着陸は、人類の宇宙進出の大きな希望となりました。白天世以降、キヤナ戦争ではキヤナ侵攻・植民のための準備拠点として活用され、その後の二年戦争ではエオラム合州国とカルテス社による戦場となり、紫天世の内惑星戦争では再び大規模な戦闘が行われる戦場になりました。平和になった碧天世以降は、アポラ星系の自然衛星中では最も開発が進んでおり、惑星間交通・交易の要衝となっています。
惑星の歴史
※ラペアおよびメラの歴史については、原作者が考えてここにメモしてありますが、Apola Trajectory世界観において重要情報ではないので忠実に守る必要はありません。またN年前表記はいずれも地球暦換算です。
創世代
ラペアの誕生はアポラ星系の誕生した43億年前にさかのぼります。小惑星クラスの大量の微惑星が衝突し融合し初期の原始惑星が形作られたとされ,さらにその原始惑星が融合することによってラペアの原型であるマルド・ラペア(ロトン語: Mald Lapea)が誕生しました。ここに原始惑星ミティリア(ロトン語: Mitilia)が衝突したことによって現在の衛星であるメラが誕生したとされています。その後39億年前にかけて大量に隕石や彗星が降り注いだとされ、この際にのちに海洋となる水や生命の誕生に不可欠なミネラルや有機化合物などが供給されたとされています。誕生から数億年過ぎたころにはマグマオーシャンも冷え固まり、海洋の原型が生まれ、ラペアの核とマントルも明確に分離して地磁気が誕生し、大陸プレートと海洋プレートが明確に分かれました。38億年前には原始的な細菌生物が誕生し、35億年前には光合成をおこなう藻のような生命体が登場しラペアの大気組成の大部分を占めていた二酸化炭素を酸素に変えていきました。この惑星の誕生から大気組成の変貌までを指して創世代、アポラス・ロニテシェラ(ロトン語: Apolas-Lonitecela)と呼んでいます。
ラペア人とキヤナ人をはじめとした生物の根幹をなしている細胞構造が似通っていることについては、創天代に隕石の衝突などで生物が付着し、キヤナでの繁殖を開始した可能性が最有力な説となっています。
先命代
およそ32億年前にラペアが完全に凍結し、多くの単細胞生物などが絶滅しました。その後濃度の高い酸素分子は紫外線によって濃密なオゾンに分解され,それはやがて上空に高く上昇しオゾン層を形成しました。その一方でいくつかの巨大隕石の衝突で貴重な貴金属資源である金などが地上付近に露呈し、現在の各地に存在する鉱脈につながる場所が出来ました。同じころラペア初の大陸であるボルドレーフ大陸(ロトン語: Bordleef)が誕生し、こののちいくつかの大陸の集合離散や長い期間にわたる氷河期が起こりました。同時期に発生したエルテルヴィーフ銀河(ロトン語: Eltelvieg)と球状星団との衝突や、周辺の銀河で起きた大きなイベントにより生成された超新星やその電磁波など、一連のイベントの数々により生物の進化が促進されたとされています。
およそ9億年前、生物の多様性が爆発的に広がりました。生物の誕生から生物の急進化までのころを指して先命代、マルドヴィリーテス・ロニテシェラ(ロトン語: MaldVirytes-Lonitecela)とい言います。特にフェディル期(ロトン語: Fedilal-Mtieslonitecela)とヴェザイル期(ロトン語: Vezailal-Mtieslonitecela)の時期には多足動物パシャカロメキアや、シュコロポッペス、アシュケロセトスなどに代表される生命が誕生しました。しかし、先命代中期である6億4000万年前の磁極変異時代に大量絶滅が発生し、一度は世界の生命が漂白されかかる事態となりました。その後、5億1000万年前から始まったアノキアル期(ロトン語: Anokial-Mtieslonitecela)では、新しく隆起した大陸棚に植物が繁茂し大気組成の本格的な酸素主体への変遷が始ました。これにより生命体は陸上へと移動を開始し、セルメキカルオン、アジョノルオンなどに代表される脊椎動物が急速に増えていくことにつながります。先命代後期の2億4000万年前、現在のアナントレ湾となっている場所におよそ5kmクラスの隕石が衝突したことにより氷期が到来、これにより先命代は終わりを告げてしまいました。
繫命代
先命代最後の絶滅から2000万年後の2億2000万年前からはシュッカルゼギス、ジャモルファギス、ゼニケギスなどに代表される地竜種が誕生しました。地竜種は、当時存在した超大陸であるアーラプ超大陸において世界中に拡散したとされています。これら地竜種や飛竜種に代表する竜種は、長い間ラペアの繁命代の主軸生命として君臨してきましたが、現在のアルファリス湾内のカルデラの噴火が7200万年前に発生して以降、多くの熱帯や温帯に住んでいた竜種のほとんどは絶滅し、ラペアの地を忽然と去ってしまいました。この竜種の時代は繁命代、フォレーテリス・ロニテシェラ(ロトン語: Foreeteris-Lonitecela)と呼ばれています。
新命代・人天代と将来
7200万年前の竜種の絶滅後、脊椎動物の中でも最も優れる生命である人類が登場し、戴天世までにつながるまでを新命代、イヴェルヴィリーテス・ロニテシェラ(ロトン語: IvelVirytes-Lonitecela)と呼んでいます。この間に現代につながる地形や動植物はほぼ完成に至り、700万年前に人類が登場します。暁天世以降、核兵器の登場により人類の歴史は地質時代に刻まれ、これ以降を人天代、イスティスアルフィデン・ロニテシェラ(ロトン語: IstisAlfiden-Lonitecela)と呼んでいます。